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セクメトとは|ラーの娘・獅子の女神の神話
セクメトは、古代エジプト神話において雌ライオンの頭を持つ女神で、名はセケム(力・威力)に由来する「力強き者」である。獅子の頭に真昼の太陽円盤、額のコブラという図像はそれだけで圧倒的で、メンフィスやカルナックのムト神域で並ぶ座像の前に立つと、古代の人々が抱いた畏怖がそのまま伝わってきます。
プタハとは|言葉で世界を創ったメンフィスの創造神
プタハは、古代エジプトの古都メンフィスで信仰された創造神であり、職人たちの守護神でもあります。メンフィスが紀元前3000年頃から上下エジプト統一の政治的中心だったことを踏まえると、その主神であるプタハが太陽神ラーやアトゥムに並ぶ地位へ押し上げられたのは自然な流れでした。
ハトホルとは|愛と牝牛の女神の権能と物語
ハトホルは、古代エジプトで愛、美、音楽、母性、天空を司った女神で、名前は「ホルスの館」を意味します。デンデラの神殿や牝牛、二本の角の間に赤い太陽円盤をいただく姿に見えるとおり、彼女はやさしい守護者であると同時に、ラーの目として獅子頭の破壊神セクメトへ変貌する二面性を持っていました。
ヌトとは|天空を司るエジプトの女神と物語
ヌトは、エジプト神話における天空の女神であり、その名は「空」や「天」を意味します。ヘリオポリス九柱神ではシューとテフヌトの娘、ゲブの配偶神として位置づけられ、オシリスやイシスら主要神を生む系図の要にいます。
ゲブとは|エジプト神話の大地神と王権の起源
ゲブは、エジプト神話で大地そのものを擬人化した神であり、ヘリオポリス九柱神の中では世界の物理的な土台を体現する存在です。アトゥムから数えて第3世代にあたり、父シューと母テフヌトのもとに生まれ、天空の女神ヌトとのあいだにオシリス、イシス、セト、ネフティスをもうけました。
ユミルとは|北欧神話の原初の巨人と世界創造
ユミルは、北欧神話で最初に生まれた原初の巨人であり、別名アウルゲルミルとも呼ばれる存在です。エッダに伝わるこの巨人は、霜の巨人族と神族の双方に連なる共通祖先でもあり、神話全体の起点を担っています。
スコルとは|太陽を追う狼の正体と運命
スコルは、北欧神話で太陽の女神ソールを追い続ける狼であり、13世紀の古エッダとスノッリのエッダに断片的に伝わる存在です。古ノルド語の Skǫll は「嘲り」「欺き」を意味し、名そのものが執拗な追跡という宿命を背負っています。
トートとは|エジプト神話の知恵の神とその物語
トートは、古代エジプトでジェフティとも呼ばれた月・知恵・書記・魔法・時間の神であり、ヒエログリフを発明したとされる存在です。フネフェルの死者の書のパピルスを前にすると、トキ頭のトートが筆記板を手に計量結果を書き留める姿が目に入り、古代人がこの神に託したのが「知恵と記録」だったことがはっきり見えてきます。
ノルニルとは|運命を司る北欧神話の三女神
ノルニルは、北欧神話で運命を司る女神たちの総称であり、ノルン norn の複数形にあたります。最もよく知られるのは巨人族の三姉妹ウルズ、ヴェルザンディ、スクルドで、ゲームやアニメで見かける名前の印象とは異なり、原典では神々を含む九つの世界の生きものすべての運命を定める存在として描かれます。
フギンとムニン|オーディンの二羽の鴉と思考・記憶
フギンとムニンは、北欧神話の主神オーディンに仕える一対のワタリガラスであり、古ノルド語ではそれぞれ「思考」と「記憶」に由来する名を持つ。夜明けに世界へ飛び立ち、夕暮れには肩へ戻って見聞きしたことをささやくため、二羽は神の「目と耳」として語られてきました。
バステトとは|エジプト神話の猫の女神とその物語
バステトは、古代エジプトで家庭、出産、女性、喜びを守る猫の女神として親しまれた存在です。けれど、その始まりは温和な家猫ではなく、紀元前1000年頃までさかのぼる荒々しい雌ライオンの神格にあり、姿を変えながら信仰を広げていきました。
ヴィーザルとは|沈黙の神とオーディン復讐の物語
ヴィーザルは、古ノルド語で Víðarr と記される北欧神話のアース神族で、最高神オーディンと女巨人グリーズの子として知られる神です。普段はほとんど言葉を発さないため「沈黙の神」と呼ばれますが、力はトールに次ぐとされ、ゲームやマーベルで名前を知った読者にも、