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アルテミスとは|狩猟と月の女神の正体
アルテミスとは、ギリシャ神話でオリュンポス十二神の一柱に数えられる神で、ローマ神話ではディアナに対応します。広くは月の女神として知られますが、原典をたどると本来は狩猟と野生を司る存在であり、月のイメージは後代に重ねられた層です。
アフロディテとは|愛と美の女神の誕生・系譜・神話
アフロディテは、オリュンポス十二神の一柱として愛・美・性愛・豊穣を司る女神であり、ローマ神話ではウェヌスと同一視されて金星や金曜日の名にも痕跡を残しています。美の女神という印象だけでは足りず、恋愛や生殖の力まで含む厚みのある神格として捉え直すと、その輪郭はぐっと立体的になるでしょう。
オリオンとプレアデス 永遠の追跡神話
オリオン座とプレアデスは、ギリシャ神話でひとつながりの「追う狩人」と「逃げる7姉妹」として語られる星座である。プレアデスはアトラスとプレイオネの娘たちで、月の女神アルテミスに仕える乙女だったが、巨人の狩人オリオンに惹かれ、見かねた神々が姉妹を星へ上げたため、天球上では今も追跡の物語が続いている。
ギンヌンガガプから始まる北欧神話の創世
北欧神話の創世は、13世紀アイスランドで編まれた詩のエッダとスノッリ・ストゥルルソンの散文エッダに伝わる、氷と炎の衝突から始まる物語である。北のニヴルヘイムと南のムスペルヘイムのあいだに広がるギンヌンガガプで霜が融け、その雫から原初の巨人ユミルが生まれ、同じ霜から雌牛アウズンブラも現れた。
ユングの元型と神話|集合的無意識が結ぶ世界の神々
ユングの元型論とは、スイスの精神科医ユング(1875〜1961)が、人類に共通する心の深層を説明するために提唱した考え方である。個人の経験に由来する個人的無意識の下に、遺伝的に共有される集合的無意識があり、そこにある元型は全人類に共通する心のパターンの鋳型だと考えられた。
神話が元ネタの映画と物語構造を比較する
ヒーローズ・ジャーニーとは、ジョーゼフ・キャンベルが1949年に千の顔をもつ英雄で体系化した、物語の根底にある共通骨格である。スター・ウォーズ、マトリックス、ライオン・キングが神話に似て見えるのは偶然ではなく、冒険への召命や最初の関門といった段階に、読者が漠然と覚える既視感の正体がある。
ギリシャ神話の天地創造|カオスから始まる宇宙
神統記(テオゴニア)は、紀元前730〜700年頃に成立したヘシオドスの叙事詩で、ギリシャ神話の天地創造を体系的に伝える最古級の文献です。そこに最初に現れるカオスは、混沌の塊ではなく、大口を開けた空隙や裂け目として生じた存在であり、筆者も原語で読み直したときにその違いに驚きました。
ヘリオポリス神話|アトゥムの天地創造と九柱神
ヘリオポリス神話は、古代エジプトで最も広く受け入れられた創世神学であり、古王国時代末のピラミッド・テキストにすでに記録されている。聖都ヘリオポリス(古名イウヌ、現在のカイロ北東部マタリーヤ地区)で育まれたこの体系は、太陽神アトゥム=ラーを中心に、世界の始まりを原典からたどる手がかりになる。
世界の大蛇・龍蛇|神話7体を徹底比較
ヨルムンガンド、ティアマト、ヴリトラ、アポピス、ヤマタノオロチ、ピュトン、ケツァルコアトルは、世界の異なる文明で巨大な蛇・龍蛇として現れ、秩序と混沌の境界を映し出す存在である。
黄道十二星座の神話|星座になった神々の物語
黄道十二星座は、太陽が黄道を巡る道筋に並ぶ12の星座群であり、前2100年ごろのバビロニアで原型が整えられたのち、前800年以降にギリシャへ伝わって神話と結びついた体系である。
フェニックス・鳳凰・火の鳥の違いを比較
フェニックス、鳳凰、火の鳥、朱雀は、いずれも赤や炎のイメージでひとまとめにされがちですが、起源も姿も象徴も別物です。タトゥーやアニメで「フェニックス=鳳凰=朱雀」と混同されたまま使われる場面に何度も出くわし、原典を当たると全部違っていた——その気づきから、この4種を同じフォーマットで横並びにして整理します。
惑星の名前と神々|太陽系8天体の由来
惑星名は、地球を除けばすべてローマ神話の神に由来する名前である。Mercury、Venus、Mars、Jupiter、Saturn は、それぞれメルクリウス、ウェヌス、マルス、ユピテル、サトゥルヌスのラテン語名で、ギリシャ神話のヘルメス、アフロディテ、アレス、ゼウス、クロノスに一対一で対応している。