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比較神話学

ケルピーは、スコットランドの川や小川に棲む馬の姿をした水の精である。馬具をつけた美しい白馬や黒馬として水辺に現れ、背に乗った人間を川の最深部へ引きずり込んで溺死させる伝承が、古くから各地に残っている。

比較神話学

ケンタウロスは、上半身が人間で腰から下が馬という半人半馬の種族で、ギリシャ本土のテッサリア地方の山岳に住むとされる存在です。英語 centaur の直接の祖である語源 Kentauros まで含めると、FGO やハリー・ポッターで親しんだ像が、原典ではどれほど古く、

比較神話学

トロールは、スカンジナビア、とくにノルウェーの伝承に登場する超自然的存在で、巨大で粗暴な怪物像と、岩や森に潜む小人めいた像の二つの顔を持つ。ホビットやトロールハンター、FGOやあつ森で親しまれる姿を入口にすると、

比較神話学

ゴブリンとは、フランスとイギリスを中心に語られてきた、小柄で性質の悪い妖精の総称である。ゲームで何百体ものゴブリンを倒してきた身からすると、緑の肌で村を襲う弱い敵という像はあまりに定着して見えますが、原典をたどるとその印象は大きく揺らぎます。

比較神話学

ピクシーは、イングランド南西部、とりわけコーンウォールとデヴォンの民間伝承に根ざした小人の妖精で、20cmほどの姿で語られます。ゲームや映画で名を知った読者にとっても、まずは南西イングランド固有の存在として捉えると、その輪郭がはっきりするでしょう。

比較神話学

ドワーフとは、北欧神話に登場する鍛冶の名手ドヴェルグであり、古ノルド語 dvergr にさかのぼる存在です。ゲームや映画で親しまれてきた頑健な小人種族のイメージは、1000年以上前の神話に根を持ち、トールの槌ミョルニルやオーディンの槍グングニルを鍛えた伝承までたどれます。

比較神話学

フェアリーとは、ラテン語の fatum(運命・神託)に語源を持ち、fatare(魔法をかける)から Fay、Fay-erie を経て形づくられた、神でも人でもない「異界の隣人」である。

比較神話学

ユニコーンは、額に一本角を持つ白い馬として親しまれてきた一角獣だが、その姿は紀元前400年頃にクテシアスがインド誌で記したインドの伝聞から積み上がった合成イメージである。

比較神話学

エルフとは、北欧・ゲルマン神話のアールヴ(álfr)に起源を持つ存在で、森や泉、井戸、地下に宿る小神族として古くから語られてきた。13世紀の散文エッダに残る記録を手がかりにすると、その姿は指輪物語や葬送のフリーレンで親しまれる現代像とはかなり異なる。

日本神話

サルタヒコは、古事記では猿田毘古神、日本書紀では猿田彦命として登場する国津神で、天照大御神の孫・邇邇芸命を高天原から地上へ先導した道案内の神です。伊勢の五十鈴川の川上を実際に歩くと、この神話が神宮内宮の起こりへ一本の線でつながっていると感じられ、伝承が単なる物語ではないことが見えてきます。

日本神話

ワタツミは、日本神話で海を司る神であり、綿津見・海神とも書かれる。志賀島の志賀海神社で社頭の砂に身を清めたとき、海風に混じる潮の匂いと鹿角堂の独特な作法が印象に残り、「海の神霊」という語義が、単なる説明ではなく身体感覚として腑に落ちた。

日本神話

ククリヒメとは、日本書紀神代上の異伝(一書第十)にただ一度だけ現れる女神で、古事記には登場しない。記紀の中で出番が極端に少ないにもかかわらず、後世には全国約3000社の白山神社を貫く白山信仰の中心神として祀られるようになった。