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ギリシャ神話

ヒュプノスは、ギリシャ神話で「眠り」そのものを擬人化した神であり、ローマ神話ではソムヌスと呼ばれます。ヘシオドス神統記では夜の女神ニュクスの子、ホメロスイリアス第14歌ではゼウスを眠らせる役目を担う存在として描かれ、兄タナトスと双子でありながら穏やかな神格を示します。

ギリシャ神話

イリスとは、ギリシャ神話で虹そのものを神格化した女神であり、神々の言葉を地上へ運ぶ伝令使でもある。ヘシオドス神統記では海神タウマスとオケアニデスのエレクトラの娘とされ、名前のイーリス(Ἶρις)には「虹」と「使者」の両義性が刻まれている。

ギリシャ神話

ヘリオスは、ギリシャ神話における太陽神であり、その名はギリシャ語で「太陽」を意味する一般名詞と同一です。オリュンポス十二神より古いティタン神族に属し、父ヒュペリオン、母テイアを持つ存在として、アポロンと混同されがちな太陽の神をまず押さえておく必要があります。

ギリシャ神話

ウラノスとは、古代ギリシャ語で「天」を意味する Οὐρανός の神格化であり、混沌カオスから生じた大地ガイアが単独で生んだ天空そのものです。西洋古典を読み続けてきた筆者も初学者のころは、ウラノスを「ゼウスの祖父くらいの脇役」だと思っていましたが、神統記を開くと、

ギリシャ神話

ネメシスは、ギリシア神話で「義憤」と「配分」をつかさどる女神であり、多くの作品で「復讐の女神」と訳される存在です。筆者がギリシャ悲劇や叙事詩の原典を読み進めたとき、辞書的な訳語と、本文に現れる「与えるべきものを与える」というニュアンスのずれに最初は戸惑いました。

ギリシャ神話

プロメテウスとは、ティタン神族に連なるギリシャ神話の神で、名は「先見・前もって考える者」を意味します。ヘシオドス神統記仕事と日(前700年頃)に最古の姿が記され、イアペトスとクリュメネの子として、兄アトラスや弟エピメテウスと並ぶ系譜の中で理解される存在です。

ギリシャ神話

クロノスとは、ギリシャ神話でウラノスとガイアの末子にして、ティタン神族を率いた二代目の王である。レアとの間にヘスティア、デメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドン、ゼウスをもうけたが、子に王座を奪われる予言を恐れて我が子を呑み込んだ神としても語られる。 ただし、クロノス像はここで終わらない。

ギリシャ神話

ガイアは、ヘシオドス神統記でカオスから生まれた原初神の一柱であり、大地そのものを擬人化した母神です。古代ギリシャ語の「大地・土」を名にもち、ウラノス、ポントス、ウーレアを単独で生み出した存在として、神々の系譜の起点に立ちます。

ギリシャ神話

アトラスは、ティターン神族の一柱としてティタノマキアに敗れ、世界の西の果てで天蓋を支える罰を負った神である。ヘシオドス神統記を原語で読み返したとき、地図帳や彫像で見慣れた「地球を背負う巨人」の像とは違い、支えているのが地ではなく天だと気づいた瞬間、その落差は鮮やかだった。

ギリシャ神話

ペルセフォネは、主神ゼウスと豊穣の女神デメテルの娘であり、冥界の王ハデスの妃として冥界の女王になったギリシャ神話の女神です。攫われる前はコレー、ローマ神話ではプロセルピナと呼ばれ、春に芽吹く乙女と死者を統べる女王という相反する顔を同時に持ちます。

ギリシャ神話

パンは、上半身が人間で下半身が山羊という半人半獣の姿をしたギリシャ神話の牧神で、羊飼いと家畜、そして人の手の及ばない野生の自然を司る神です。ローマ神話のファウヌスと同一視され、常に葦笛シュリンクスを携えるこの神は、まず姿・職能・楽器の三点で押さえるのがいちばん分かりやすいでしょう。

ギリシャ神話

ニケは、ギリシャ語で「勝利」そのものを意味する有翼の女神である。ヘシオドス神統記では、ティタン神パラスとステュクスの娘とされ、ティタン族の血を引きながらティタノマキアではゼウス側についた。